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スーの徒然草

スーの徒然草

塾に入る前に・・・(小中編)

★塾は大手がいい?個人塾がいい?★

 小学生や中学生が行く学習塾といっても形態がたくさんあってなかなか選べないですね。大きく分けると以下のような形になるかと思います。
その1「大手塾」
その2「個人塾」
その3「個別指導塾」

 それぞれ特色があります。

その1「大手塾」の特色
 たくさんの校舎を展開。また、大手は特に合格至上主義というか「○○何名合格!」という場合が多い。学力別にクラス分けをして、学力上位のクラスに重点をおく場合が多い。

その2「個人塾」の特色
 校舎や教室は1つか2つ。塾長自らが授業や運営を行っているところが多い。塾生数が少ない場合が多く、アットホームな空気で勉強ができる。

その3「個別指導塾」
 生徒1人~3人に対して先生が1人つくような形で、マンツーマンで指導してもらいたいという最近のトレンド。ただ進学用の勉強と言うよりは勉強の分からないところを教えてもらうという形態が多い。

 ちなみに私はすべての形態での勤務経験があります。その中で思うのは

        「結局、どの形が一番よいかは生徒次第」

ということです。というのは、生徒の性格によって向き不向きはありますし、教室の雰囲気に馴染む馴染まない、ということも往々にしてあります。塾で指導しているときに「こいつは個別に見てあげないと絶対についていけないな」「こいつはできる連中の中にぶち込んだほうが伸びる」ということが多々あります。ただ、こういったことは実際に勉強していく中で分かることですので、入塾前にどこにするかじっくり検討する必要があります。入塾の前には次のことができればよいと思います。

その1「体験入塾をさせてもらう」
 たいていの塾の場合はできるはずです(できない塾はその時点で対象外ですね)。この場合、費用がかかるところとかからないところがあります。大手ほど費用がかかります。この体験授業で2、3回、違う科目を受講するとよいでしょう。大手の場合は、用意された体験授業ではなく、レギュラー授業に入ることです。個人塾の場合はおそらく入塾後、そのまま担当の先生に習うはずです。先生の話が分かりやすいかだけでなく、先生と合うかどうかも大事です。

その2「年間の費用形態を確認する」
 塾は何も月謝だけではありません。夏期講習等の各講習会、入試学年になると入試対策授業、また学校の定期試験の対策にも費用が発生する場合があります。そういった料金形態を必ずチェックし、年間にどのくらい費用がかかるかをできれば書面でもらうようにすると良いと思います。

その3「先生の知識を確認する」
 知識というのは、複数をさしているのですが(笑)、受験についての知識をいろいろ聞いてみるとよいと思います。中学受験にしろ高校受験にしろ、進路指導の知識全般から、各学校のことについて、私立と公立の違いなどなど、素人にはわかりにくい受験用語や受験常識について分かりやすく説明してくれるかどうか、入塾する前に確認したほうがよいです。大手塾でさえ、意外に入試情報には詳しくない塾長等もいますし、もしくは部下にまかせっきりという場合もありますから。これは個人塾でもいわずもがなです。また私立高校受験では入学基準について、学校の先生では知らないような情報を塾の先生が知っているケースが結構あります(特に首都圏)。是非市販の画学校案内には掲載されていない情報を聞いてみるといいと思います。
 
その4「授業以外に個別に質問や指導をしてくれるかを確認する」
 授業だけでは分からなかったり授業以外の学校の内容や問題集について聞きたいことが出てくる可能性は十分あります。自分から聞きに行かないタイプの生徒でも、逆に先生が目をかけてくれて世話してくれるかが重要です。

その5「各科目宿題はどれくらい出すかを確認する」
 宿題の量である程度先生の意識がはっきりします。逆に宿題を忘れた場合の対応も聞いておくとよいです。宿題を忘れても怒られないし何もない無駄な塾もありますし。
 
その6「私立志向か公立志向か」 
 大手塾も個人塾も塾や塾長の方針でどちらかというと志向が分かれます。大手の中でも私立を実績とするか地域ナンバー1の県立高校を実績とするか分かれます。たいていは「どちらも視野に入れる」と言いますが、これは合格実績などで多少判断できます。また単純に中学受験を目指す小学生コースの有無も関係します。

その7「合格実績」
 塾のポテンシャルをはかるという意味で聞くとよいと思います。このくらいの成績を目指して、この学校に行きたい、というときに過去そのような実績がその塾であるかどうかで判断できます。

 お子さんは必ず複数体験入塾をして、保護者の皆様はお金の部分や塾の持っている情報を確認して本当に預けていいかを吟味する、ということです。塾にとっては指導に失敗しても次はありますが、子供にとっては二度とない小学校、中学校生活なわけですから。

 この続きで「大手塾」「個人塾」「個別指導塾」の長短を挙げますね。


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